Kisosansen Unagi 木曽三川うなぎ

OUR HISTORY 桑鰻会のなりたちと、
JAS認証うなぎが誕生するまで。

OUR HISTORY
  • episode01 line

    かつて三重県は、
    うなぎの一大生産地

    1

    昭和40年代、三重県のうなぎ生産量は静岡県・愛知県に続いて全国3位を誇っていました。

    揖斐川・長良川・木曽川の三大河川の豊かな清流(伏流水)に恵まれたこの地域一帯で、うなぎのハウス養殖事業がはじまったのは昭和50年代のことです。
    その中で昭和57年、『桑鰻会』は三重県桑名市・旧長島町・木曽岬町・愛知県旧海部郡で養鰻場を営む生産者のメンバーを中心に発足。うなぎ養殖が盛んな当時は17の事業先で構成され、活発に展開していました。

    しかしながら昭和60年代になると、台湾・中国といった外国産うなぎの勢力が増し、国産うなぎは次第に市場を奪われていきます。廉価商品を求める消費者のニーズに圧され、桑鰻会グループもその影響から生産者の数が徐々に減少していきました。

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  • episode02 line

    問われる食の安心・安全、
    うなぎ養殖への信頼

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    平成時代に入ると、うなぎ業界に再び大きな転機が訪れます。
    平成20年に外国産を国産うなぎと表示した産地偽装問題が発覚。外国産うなぎの蒲焼きから禁止薬物が検出される事件なども相まって、国産への安全性が大きく見直されるとともに、食に対する消費者の信頼回復が急務となりました。
  • episode03 line

    「生産者の顔が見える
    うなぎづくり」を実現

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    そこで桑鰻会は全国で先駆けて、平成20年4月に施行されたばかりの「生産情報公表養殖魚JAS」の認証を取得。国内養鰻場で取得第1号となりました。以来、桑鰻会が出荷するうなぎは全てトレーサビリティシステムを通して詳細にわたる生産情報を公開。11桁の識別番号を記載し、JASマークを貼付のうえ販売しています。
木曽三川うなぎをつくる仲間 line SOUMANKAI

TEAMWORK

うなぎづくりの誇りと
食文化を未来につなぐ

staffs

うなぎの養殖は、朝一番の餌づくりや、給餌、酸素の注入、水温調整のための氷入れ、出荷にむけた網引きなど、すべての作業において細やかな手間が必要になります。夏場になると50℃にも及ぶほどのビニールハウス内にある養殖池で一つひとつに細心の注意を払いながら、丁寧に。家内経営で作業をすすめる中、ときには仲間が応援にかけつけて、チームワークで元気のいい良質なうなぎづくりに取り組んでいます。

桑鰻会グループが育てたうなぎを『木曽三川うなぎ』としてブランド化し、生産者の顔が見える商売を続けることで、メンバー一人ひとりの責任と自信が増し、安全性はもちろんのこと品質が格段にアップしました。

私たちはこれからも安心・安全でおいしいうなぎづくりに誇りをもって、うなぎ養殖産地としての伝統や食文化を守り、地元に愛される活動を続けていきます。

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年間を通じて良質な
国産うなぎをご提供

現在、大半の国内養鰻業者は、夏場の繁盛期の出荷に向けて約半年間で出荷する「単年型」の飼育スタイルを取っていますが、繁盛期以外は絶対的な品薄状態に陥ります。
一方で桑鰻会に所属する養鰻場の多くは、1年から1年半かけてじっくりと飼育する「周年型」。周年型と単年を組み合わせることにより、年間を通じて安定した出荷体制を実現しています。
年間を通じて良質な国産うなぎをご提供

桑鰻会のうなぎ飼育スタイル

単年型

12月~翌年1月頃にシラスウナギを池入れし、6月~9月頃にかけて出荷させる養殖方法

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周年型

2月~4月頃にシラスウナギを池入れし、10月~翌年7月頃にかけて出荷させる養殖方法

JAS認証うなぎ line JAS CERTIFICATION

FOR FOOD SAFETY

生産地を守り、
安心・安全を
お届けするために。
「JAS認証うなぎ」を
出荷しています。

  • 平成21年2月26日付けにて、桑鰻会グループは日清丸紅飼料株式会社が開発した養殖魚トレーサビリティソフト「魚歴」を用い、生産情報公表養殖魚JAS規格の「生産行程管理者」認証を日本農林規格登録認証機関である日本認証サービス株式会社(現:ビューロベリタスジャパン株式会社)より取得しました。
    取得のきっかけは、平成20年に度重なり報道された「産地偽装問題」です。
    偽装問題でうなぎ業界への消費者の不信が高まる中、「何とかトレーサビリティを明確にしたい」と熟考していたところ日清丸紅飼料からのアドバイスを得、「JAS法にのっとった生産情報を公表すべき」と判断しました。
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  • うなぎの養殖は毎日決まった時間に給餌するなど非常にきめ細かい手間が必要です。
    家内経営無くしては良質な鰻は養殖できないものと感じ、またこの様な「手間暇かけて養殖されたうなぎ」が市場で適正な価格で流通・消費されることが、国内養鰻の継続・発展につながるものと考えています。

    JAS取得により桑鰻会の『木曽三川うなぎ』がどのような養殖方法でつくられたか、消費者の皆様に認知していただくことが可能となり、今まで以上に『安心・安全・おいしいうなぎ』が供給できるよう努めていきます。

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  • 養殖魚・生産情報公表
    『JAS』とは

    養殖魚に関するさまざまな生産情報を、正確に消費者ならびに取引先に伝えていることを、第三者機関である登録認証機関が認証するものです。
    これにより認証を受けた事業者はJAS規格に適合している養殖魚に「JASマーク」を貼付することができます。
    jas_pic03.png

公表の対象となる生産情報
(全8項目)

  • 01

    養殖業者の氏名・住所・連絡先・管理開始年月日

  • 02

    養殖場の所在地

  • 03

    養殖魚の水揚げ年月日

  • 04

    種苗の種類(天然か人工の別)

  • 05

    種苗の漁獲日および漁獲場所(天然種苗の場合のみ)

  • 06

    給餌した飼料の名称および製造業者名

  • 07

    使用した動物用医薬品の薬効別分類および名称

  • 08

    使用した漁網防汚剤の名称

お取引先 line CUSTOMER

鰻蒲焼き加工

  • 王鉄興業株式会社

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    住所 群馬県太田市新田反町町327-2
    TEL 0276-56-3600
    iconWebサイト

    木曽三川(揖斐川・長良川・木曽川)のミネラル豊富な清流(伏流水)で、JAS認証の安心・安全に育てた鰻を安定供給して頂き、美味しい鰻を当社で加工させていただいております。
    おかげさまで、有名百貨店での販売をはじめ、ふるさと納税の返礼品などに採用していただいており、大変好評を得ております。

  • 丸天淡水魚株式会社

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    住所 静岡県藤枝市緑町2丁目3-4
    TEL 054-641-4005
    iconWebサイト

    桑鰻会とお付き合いさせていただいて40年以上。こだわりの原料を、職人が一匹一匹手捌きし自家製無添加タレでじっくり丁寧に焼き上げています。
    お取引先は全国津々浦々。お客様からたいへんご好評いただいています。これからも桑鰻会といっしょに、安心安全で美味しい鰻を作り続けていきます。

卸問屋

うなぎ卸問屋 三徳 大阪市東住吉区今林4丁目18-23 TEL.06-6792-9800

食事処

炭焼うなぎ 喜多川 三重県四日市市昌栄町9-13 TEL.059-355-2288
炭焼きうなぎ 新城 三重県桑名市中央町2-21 TEL.0594-21-9416 iconWebサイト
料理・仕出し・宴会 魚城 三重県桑名市大字和泉227番地 TEL.0594-21-3399 iconWebサイト
うなぎのかとう 三重県桑名市長島町福吉869 TEL.0594-45-0848
かね甚商店 三重県桑名市長島町浦安333
ナガシマスパーランドパークレストラン内
TEL.0594-45-2025
うなぎのかね甚 三重県桑名市長島町松陰390-5 TEL.0594-45-1041
鯉・自然薯・山菜・はまぐり 大和 三重県桑名市多度町下野代712 TEL.0594-48-3751 iconWebサイト
蛤料理 日の出 三重県桑名市川口町19 TEL.0594-22-0657 iconWebサイト
活魚・和食 翠芳 三重県桑名市新築町11-1 TEL.0594-22-0554

未掲載のお取引様について

ご紹介しきれなかったお取引様が桑名市内外に多数ございます。
桑鰻会制作のポスターをお渡ししてありますので、ポスターを目印に木曽三川うなぎをご利用くださいませ。